ボーイスカウト川崎53団カブ隊活動記録

ボーイスカウト川崎53団のカブスカウト達が一生懸命取り組んだ事、頑張った事などの活動記録です。

計測とハイキング準備

今日の活動は、計測スキルの練習と5月の追跡ハイクに向けた準備に取組んできました。計測スキルとは、自分の身体や身近にあるものを用いて簡単な計測を行うスカウトの基本スキルになります。また追跡ハイクとは追跡ハイキングの略で、通常のハイキングとは内容が異なるものの、スカウトには人気のハイキングになります。

はじまりのセレモニー・ゲーム

まずははじまりのセレモニーから。今日はボーイ隊(小学校6年生~中学校3年生)も同じ敷地内での活動だったので、合同でのセレモニーとなりました。

活動の導入部分として、まずはゲームを行いました。今回は組の団結力が必要なフラフープゲーム。各組でフラフープを人差し指の上側だけで支えながら、目的地までフラフープを運ぶ速さを競ってきました。身長や目線が異なるメンバーでバランスを取りながら上手く進むには、お互いの声掛けや協力が重要になります。どの組も苦労していましたが、声を掛け合って頑張っていました。

計測スキルの練習

続いて計測スキルの練習に入ります。自分の現在の身長や手を広げた時の長さ、ベルトやスカーフ等身に着けている物の長さなど、基準となる物の寸法を1つ1つ測って記入していきました。この寸法を基準寸法として抑えておき、応用編として他の物の長さを計測する時の目安にしていきます。メジャー無しでおおよその距離・長さを測れるのは重要なスカウト技能、カブスカウトではその入門編としての取り組みとなります。

また今現在の自分の歩幅も計測し、その歩幅を基に歩数から距離を推定する歩測の練習にも取組んできました。麻生川沿いの交通量が少ない道で、歩幅を基に50mの距離を計測していきます。先ほど計った歩幅が正確で、その歩幅をキープして歩く事ができれば50m距離の精度の高い計測ができることになりますが、計測結果はスカウトによって結構差が出ておりみな苦労していたようです。その中でも距離が50mに近いスカウトがいたので、活動の最後に表彰となりました。

追跡ハイク準備

計測スキルの練習後は、5月に実施予定の追跡ハイクの準備を行いました。追跡ハイクとは先発隊がサインとなるように残した手掛かりをたどって、組ごとに追跡者がその手掛かりを見ながら進んでいくハイキングになります。そのサインは自然物(石・草・木の棒等)や人工物(ビニルテープ・リボン等)等、その時々で工夫して最適な物を使います。今日はその辺りに落ちている枝や石を使ったサイン例を勉強してきました。

昼食を挟んで、実際の道路でサインを使った移動をしてきました。道に落ちている枝を使って示した進行方向や、行ってはいけない道を示す×印等を置いて、その後で各組でにサインを見ながら進んでいきます。今回は団ハウス廻りの短い距離でしたが、実際の追跡ハイクではもう少し長い距離をスカウトの判断だけで進んでいく事になります。※安全面のため各組には必ず大人が付いて、危ない場面が生じないようにしています。

計測スキルの続き

続いて計測スキルの続きに取組みました。午前中に計測した自分の体や身に着けている物の寸法を基準にして使い、団ハウス敷地内の指定された物の長さを推定していきます。

指定された対象を組別に計測しそれを隊長に報告。最後は答えを発表し組別対抗で数値を競ってもらいました。どの組も正しい寸法に迫る寸法を出してきたほか、ぴったり寸法を出す組もいるなど、素晴らしい活躍でした。1つの基準尺を元に他の物の長さを測るという考え方、経験はこれからも大事な考え方・スキルになってきますので、いい経験になったと思います。

最後は午前中に実施した50m距離の歩測を再度行いました。同じスタート地点だと場所を覚えているので、スタート地点を少し変えて実施しました。みな試行錯誤して頑張りましたが、計測の結果、1回目と2回目の優秀スカウトが同じになる結果でした。素晴らしい活躍だったと思います。

ゲーム

計測スキルの練習後は組対抗のモルックで遊んできました。モルック(投げる用の木の棒)を投げて、倒れたスキットル(地面に置いた木の棒)を倒して点を取っていくゲームになります。

終わりのセレモニー

最後は終わりのセレモニー。チャレンジ章(カブスカウトが家庭内で取組む選択科目)の表彰のほか、ゲーム・計測の優秀スカウトおよび優秀組の表彰を行ってきました。今日は表彰対象がたくさんあり、多くのスカウトの表彰をすることができました。みんな本当によく頑張ったと思います。

最後は仲良しの輪をして解散。暑い中、一日お疲れ様でした。

カブスカウト隊では小学校3年生~5年生を対象にして、それぞれの学年からなる「組」(3年生~5年生の学年の異なるスカウトで構成、5年生がまとめる)を単位とし、様々な活動を行っています。素直である事、自分のことは自分でする事、互いに助け合う事、幼いものをいたわる事、進んでよい事をする事、を基本的な価値観としながら、子供達が一緒に色々な体験・挑戦できる場となっています。

もし少しでも興味がある、少しだけでも見てみたい、一度体験してみたい等の希望があればこちらまでご連絡ください。